ノコギリヒラタムシと似ている虫達
最初に家の中に小さいアリみたいな虫が出た時にノコギリヒラタムシの存在を知りませんでした。すぐに「家の中 アリみたいな小さい虫」と検索をした時にyahoo!知恵袋の画像が出てきてそこでベストアンサーに選ばれていたのがノコギリヒラタムシでした。
その画像を見る限りでは、我が家で出た「アリみたいな小さな虫」と酷似していたので、うちのもノコギリヒラタムシだと思ったのですがさらに詳しく調べてみると、ノコギリヒラタムシに似ている虫がたくさんいることを知りました。
ちなみに我が家では詳しく調べた結果「ノコギリヒラタムシで間違いない!」と同定できたわけですが、ここではその方法とノコギリヒラタムシに似ている虫を紹介しましょう。
見た目が似ているだけあって分類が同じだったり生態や駆除方法なども同じような害虫が多いので確実に見分けないと駆除ができないというわけではありません。
フタトゲホソヒラタムシ
出典:名古屋市役所HP
これはかなり見た目がそっくりで最後まで見分けるのが大変でした。
このフタトゲホソヒラタムシも不快害虫ですが、生態を調べると食品のカビなどから発生することが多いようなので穀粉大好きなノコギリヒラタムシとは若干食性が違います。その他はノコギリヒラタムシとほぼ同じような特徴を持つ害虫です。
ヒメフタトゲホソヒラタムシ
これ分類する必要ある?という程、フタトゲヒラタムシと似ています。
検索しても出てくる資料や画像が少ないのでこれは推測ですが、どちらかというと自然林に生息していることが多い種類みたいです。
ノコギリヒラタムシとの違いはフタトゲホソヒラタムシと同じように見た目が違います。
ヒラタコクヌストモドキ
出典:農研機構
拡大された画像を見れば、ノコギリヒラタムシとの見た目の違いがわかると思いますが、数十センチぐらい離れてみたら区別が付かない人も多いと思います。
ちなみにノコギリヒラタムシの別名は「ノコギリコクヌスト」と言います。
このヒラタコクヌストモドキも飼料工場や製粉工場に発生する不快害虫で、食べるものはどちらの幼虫も成虫も同じです。見た目は若干違いますが、駆除する場合はほぼ同じと考えていいでしょう。
オオメノコギリヒラタムシ
出典:weblio辞書
最後がこちら。幼虫から成虫になるまでノコギリヒラタムシと同じ生態です。
違いは、成虫の複眼が名前の通り少し大きいのと、食性はほぼ同じだけど油脂分の多い菜種や胡麻、大豆やドライフルーツを好んで食べるそうです。
またこちらのほうが南方の虫なので寒さには弱いんだとか。
ノコギリヒラタムシと似ている虫を見分ける方法
こんな感じでノコギリヒラタムシに似ている虫は実にたくさんいるんですね。
正直、ノコギリヒラタムシとオオメノコギリヒラタムシのレベルになると専門家が顕微鏡を使っても見分けるのが難しいぐらいなのでそこまでこだわる必要はあるか?と考えると駆除さえできればいいという人がほとんどだと思います。
ただフタトゲヒラタムシとノコギリヒラタムシぐらいは見分けたいですよね。
我が家では最初100円均一で虫眼鏡を買ってきて見てみたのですが、虫眼鏡では拡大するにも限界があってスマホで撮影するとこれぐらいになります。
これだとフタトゲヒラタムシとノコギリヒラタムシの違いは見分けられません。
iPhoneの拡大鏡機能なども使ってみましたが、やはり限界でした。
そこで買ったのがこのアイテムです。
スマホのカメラに取り付けるだけでちょっとした顕微鏡として使えます(倍率60倍)。
これでみるとフタトゲヒラタムシとノコギリヒラタムシの違いがわかります。
値段も安いし、持っていればいつか役立つ時が他にも来るだろうと思うのでもしノコギリヒラタムシかどうか見分けたい人は買ってみてはいかがでしょうか?