ノコギリヒラタムシの発生原因は?

ノコギリヒラタムシが発生する原因について紹介していきたいと思います。
貯穀害虫と言われるようにその経路で侵入している可能性が高いです。

 

 

貯穀と言えばお米や小麦粉などですが、特に精米所で精米したお米は要注意です。
精米所はノコギリヒラタムシが発生しやすい場所の一つです。

 

もちろん精米所でも対策をしているとは思いますが、とにかく小さくて平たいので精米する機械の中に入っていることも十分に考えられます。
ちなみに我が家での発生原因もこれでした。

 

 

スーパーなどで販売されている精米されてパッケージ化されたお米や小麦粉などは大丈夫だと思いますが、貰ったお米や紙袋のお米などは要注意です。

 

 

米袋で繁殖するノコギリヒラタムシ

 

ノコギリヒラタムシは食品に混入してしまう害虫としても有名です。
なので工場でパッケージ化されたような商品に混ざってしまう可能性もありますが、ノコギリヒラタムシは顎の力が弱いので食品やお菓子の袋を食い破って中に混入することはありません

 

 

なのでもしパッケージ化(包装された)食品などからノコギリヒラタムシが見つかったら他の虫が開けた穴から侵入した可能性もあるのでその場合はノコギリヒラタムシだけではなく別の食品害虫(メイガ類の幼虫やカツオブシムシなど)が潜んでいる可能性も考えられます。

 

メイガ類と幼虫

出典:アース製薬

 

ただノコギリヒラタムシは非常に小さい虫なので小さな空気穴から偶然侵入したりするケースもあるので、発生原因はわかっても侵入経路を特定するのは難しいです。

 

 

一つ言えるのは少なくとも蚊のように家の外から入ってくるのではなく、人間が家の外から家の中に持ち込んだものに潜んでいた可能性が高いです。

ノコギリヒラタムシが発生するのを予防するためには?

人間が外から持ち込んでしまうので発生を予防するのは非常に難しいと言えるでしょう。もし家の中でノコギリヒラタムシを見つけたらすでに繁殖している可能性もあるのでとにかく家の中を注意深くチェックして回るのがおすすめです。

 

 

食品類も封が開いていないから大丈夫とは思わないで全てチェックしましょう。
1匹〜数匹だけ特定の食品の袋で発生していた場合は工場などで偶然ノコギリヒラタムシが混入してしまった可能性もありますが、家の床や壁を歩いている状態で発見した場合はすでに家の中で繁殖してしまっている場合があります。

 

そうなると繁殖している場所を見つけないと発生は止まりません。

 

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最後に、ノコギリヒラタムシは発生源で数が増えすぎると新たな生息場所に集団で移動します。

 

我が家のケースで言えば、最初はお米の小さな袋の中で大量に発生していたはずのノコギリヒラタムシが近くに閉まってあった玄米の袋で大量に発生し、最終的にはカーペットやキッチンマットの裏側などでも繁殖していました。

 

なので発生源と思われる場所を突き止めてもそこにノコギリヒラタムシが驚くほどたくさんいる場合はすでに他の場所に移動している可能性も考えておいたほうがいいでしょう。

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