第2章 ノコギリヒラタムシの棲家を発見!撤去

さて、アリみたいな小さな虫をノコギリヒラタムシと結論付けたものの、以前としてなぜノコギリヒラタムシが発生しているのか?原因はわからぬまま・・・。

 

 

奥さんは外部からの侵入を強く推してくるので、なんとなくそれも踏まえながらノコギリヒラタムシの生態についてスマホで調べてみることにしました。

 

 

するとノコギリヒラタムシは貯穀害虫と呼ばれる害虫に分類されていて小麦粉のような砕かれた穀粉やお菓子などを好んで食べるみたいで製粉工場や製麺工場、精米所のような場所が被害に遭うケースが多いんだとか。

 

 

一般家庭ではお菓子の袋や小麦粉の袋などから見つかるそうです。
この時数か月前の「あの事件」のことはすっかり忘れていたので全く思い当たる節はなく、開いているお菓子の袋や小麦粉、パスタ麺のケースなどを見てみましたがノコギリヒラタムシは見つからず・・・。

 

 

でも絶対にこの家の中で繁殖しているとしか思えないほど大量のノコギリヒラタムシが発生しているので諦めきれずに考えていると、ふっと頭に「あの場所」が思い浮かびました。

 

 

我が家では普段台所の下の米びつにお米を閉まっているのですが、容量が5kg程度なので10kgのお米を買ったり、親戚からお米を貰ったりした時など入りきらないお米をリビングに置いてあったキッチンカウンターの中に収納していました。

 

キッチンカウンターの画像

 

「ここも一応米が入ってるよな〜」と思いながら引き出しを開けるときちんと整理がされておらず袋から米が漏れていて引き出しの中に散らばっていてそこにこれまでは1匹ずつしか見たことがなかったノコギリヒラタムシが大量にいるではあ〜りませんか!

 

 

その光景を見た時に3ヶ月程前に起こったあの事件が頭をよぎり、とうとう点が1本の線になりました。

 

 

「あの米の袋に発生していた小さな黒っぽい虫がノコギリヒラタムシだったんじゃん!」と。

 

 

ノコギリヒラタムシは顎の力が弱いので食べ物が入っているような袋を食べて穴を開けて侵入することはできませんが、ロール型のポリ袋なら別です。

 

 

そもそも穴が開いていた可能性もあれば、結び目から侵入した可能性もあります。

 

 

「精米したばかりです!」みたいな状態だったのでそもそも精米所にいたノコギリヒラタムシがポリ袋に一緒に紛れ込んで放置されている間に繁殖した可能性が一番高いと思われます。

 

 

あの事件で捨てたポリ袋も同じ場所に収納してあったのでおそらくポリ袋の中から出てきて引き出し内に溢れていた米でも食べて繁殖していたのでしょう。

 

 

散々「ノコギリヒラタムシ家の外から入ってきた説」を唱えていた奥さんもあの事件を思い出しさらにキッチンカウンター内の光景を見て愕然としている様子。

 

 

お米をもらってきたのは奥さんで食品類の管理は基本的に奥さんの仕事なので責任を感じたのか引き出しキッチンカウンターから引っこ抜いて中にいたノコギリヒラタムシの駆除を自分で率先してやっていました。

 

 

「まあ色々あったけどこれでノコギリヒラタムシの発生原因と発生場所が特定できたし、発生場所は綺麗に掃除してその場にいたノコギリヒラタムシは駆除したので、残党みたいなヤツが数匹はまだいるかもしれないけどそれを駆除すればもう大丈夫だろう!」

 

 

僕達はそう思っていました。
まさかこれからあんな大惨事が起こるとも知らずに・・・・。

 

 

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